すねかじりと似た言葉である「ニート」「パラサイト」「フリーター」の意味の違いについて説明します。
はじめに、それぞれの違いを図にしたものを以下にのせておきます。
これだけではわかりにくいと思いますので、後述の説明もご覧ください。
※当サイトがすねかじりの方へ伝えたいこと「すねかじりをやめて幸せで豊かな暮らしをしよう!」もご参考にしてください。
「すねかじり」とは
「すねかじり」の意味は、広辞苑では下記のように記されています。
「自活しないで、親や兄弟から生活費などをもらっていること。また、その人。」
自分で働いてお金を稼がないで、学費や生活費を親や兄弟からもらって生活している状態、またはそういった人のことを表しています。
くわしくは、下記もご覧ください。
「ニート」とは
「ニート」の意味は、広辞苑では下記のように記されています。
「職業に就かず、教育・職業訓練も受けていない若者。無業者。イギリスで生まれた語で、2004年ころから日本でも問題化。」
「すねかじり」と異なるところは、親や兄弟から生活費をもらっているかどうかにかかわらず、仕事をせず教育も受けていなければ「ニート」という扱いになるところでしょう。
つまり、自分の資産で暮らしていても「ニート」という扱いになり、最近流行りのFIREして働いてない人も「ニート」の一種ということになります。
FIREと同じような使われ方で「ネオニート」という言葉もあるぐらいです。
ただ、実際には何もせず親のお金で暮らしている人のことを「ニート」と呼ぶことが多そうです。
ニートは、英語でNEETで「not in employment, education or training」の略になります。
「パラサイト」とは
「パラサイト」の意味は、広辞苑では下記のように記されています。
「他人の収入に頼って生活している人を俗にいう語」
寄生虫という意味でもある「パラサイト」は、単純に他人の収入に頼って生活している人という意味になります。
「すねかじり」が、親や兄弟の収入に頼る場合によく使われるのに対して、「パラサイト」は親や兄弟にかかわらず、誰かの収入に頼って生活している場合に使われる言葉のようです。
「フリーター」とは
「フリーター」の意味は、広辞苑では下記のように記されています。
「(フリー‐アルバイターの略)定職に就かず、アルバイトなどを続けることで生計を立てる人。」
会社員や自営業などの定職に就いてはいないが、自分で生計は立てている人という意味になります。
自分で生計を立てているという点で、いままでの言葉とは異なります。
それぞれの言葉の違いまとめ
それぞれの意味をまとめると以下のような違いになります。
それぞれの矢印は、下記の意味です。
・一番上:生活費をもらっているかどうかの軸
・真ん中:働いているかどうかの軸
・一番下:教育や職業訓練を受けているかどうかの軸
実際の使われ方と合ってない部分もあるかもしれませんが、できるだけ広辞苑の定義に沿って図にしています。
自分で生計を立てていてもニートと呼ばれる場合があるのは意外だったんじゃないでしょうか。
みなさんはどこに位置していますでしょうか?
まとめ
「すねかじり」と似た言葉である「ニート」「パラサイト」「フリーター」との意味の違いについて説明しました。
いかがでしたでしょうか。赤枠で囲っている「すねかじり」の部分にいる方は、そこから変わりたいでしょうか?
変わりたい方、変わりたくない方、それぞれいると思います。
変わりたくないと思っている方も、心の底ではできることなら変わりたいと感じているんじゃないでしょうか?
少しずつでも自分で生計を立てていくことを考えていけるといいですね。
幸せで豊かな人生を実現するため、以下も参考にしてください。
【参考記事】すねかじりの意味や定義を知りたい方▽
【参考記事】親のすねかじりをやめる方法とは!?▽